絶滅危惧のリクガメ 密猟から守るために甲羅にマーク

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一説には250年も生きたとされる個体もいるくらいに長生きで有名なリクガメ。人間と同じ環境下で生きる生命のなかでは最も長寿と言われている(水中にはベニクラゲという不死身の生物もいるが)。

そんな長寿な彼らも現在では多くの種が絶滅の危機に瀕している。2012年に亡くなったピンタゾウガメのジョージが象徴するように人間による乱獲が主な原因だ。そしてそういった絶滅が危惧されるリクガメは、闇市場でも扱われ数万ドルで取引されることもある。

カリフォルニア州カメ保護センターの代表、エリック・グード氏は不法な取引からカメを守るため、ヘキサリクガメの甲羅をドリルでわざと傷つけマークを付けるという試みを行っている。甲羅に不自然な印が付けられることで市場での価値を失くし、仮に市場に売りに出されてもすぐに保護できるようにするためだ。マダガスカルに生息する固有種のヘキサリクガメは絶滅が危惧されており、現在100〜300頭ほどが生息するまでに減っている。それでも密猟されることもあり、闇市場では高額で取引される。

2011年にはじめたこの活動後、マークを付けられた甲羅を持つカメが市場で確認されたことはなく、効果があるようだ。

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もちろん自然の生物の姿に人間が傷をつけることは望ましいことではないが、彼らを守るためには致し方ないのが現状だ。また付けられるマークは慎重に、カメへの被害が最小限に留まるように出来る限り“薄く”彫るようにしている。

同センターのポール・ギブゾン博士によると「もちろんカメにとっては心地よいものではないでしょうが、甲羅の角質部分より深く彫ることはありません。角質部分より下にある骨は傷つけませんので、カメへの影響は回避できます。」ということだ。

人類がその勢力を地球上に張り巡らすことと反比例して住処を追われたリクガメ。その反面、ダーウィンの進化論の理論的な裏付けにもなった彼らには、出来るだけ長生きしてもらいたいものです。

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参照記事:abc News

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