未知なる海獣は存在するか?識者に聞いてみた【ネッシーはいる!】

2013年はNHKの大キャンペーンによりダイオウイカや深海ザメが脚光を浴びた“海獣”の年でもありました。世界地図に白い部分はもうなくなり、グーグルアースを使用すれば世界中の大方の部分をこたつに潜りながら俯瞰することができます。しかし海の場合はそんな甘くなく、まだまだ我々の知らない世界が広がっています。

ある海外のサイトは、そんな海の可能性に関する問いを、その道のエキスパートに質問しています。

ズバリ『海には未知なる海獣が存在するのか?』

・フロリダ自然史博物館学芸員、グスタブ・ポーレイ氏の返答

深海にはまだ未知なる巨大生物がいる可能性があります。例えばアカボウクジラ科に属するクジラたちとは遭遇する機会も少なく、近年になって相次いで新しい種が発見されています。

ダイオウイカのような巨大なサイズの無脊椎生物など、未知なる生物が深海にはまだまだいると思っています。メガマウスという巨大なサメがほんの40年ほど前にはじめて見つけられたことがいい例です。

・ワシントン大学海洋科学、ティモシー・エシントン教授の返答

海の広さを考えれば、我々が想像もしなかたような奇妙な生物が発見されたとしても、何も驚くことではない。巨大で、全く新しい形で、変な生態のものだって、きっといることだろう。

・ウィットマン・カレッジ深海生物学、ポール・ヤンシー教授の返答

答えはもちろん、イエスだ。根拠は人類はまだ海洋全体の5%から10%ほどしか調査できていないし、深海になれば未知の領域はさらに増える。新種の生物は発見され続けているし、なかには巨大なものもある。事実、海面近くに生息する巨大なクジラだって20世紀中頃になってやっと発見されていた。2メートル近いチューブワームが発見されたのも1977年のことだ。

深海では21世紀になっていくつかのイカやクラゲなどの巨大生物が発見されている。巨大イカのようないわゆる“海獣”だって、もちろん断言はできないけど、きっとどこかに存在するだろう。

・スタンフォード大学海洋科学、ステファン・パルンビ教授の返答

その興味深い質問に対しては最近の著作からの引用で返答してみます。

ネモ船長がノーチラス号に乗って格闘したような巨大な生物はどこかにいるだろうか?そんな規格外に巨大な生物は、海の奥底の暗黒部分や、氷に覆われた場所、もしくは海洋火山に囲まれたところにいるのかもしれない。もし仮にそんな生物が深海のどこかに、潜水艇を避けるようにして存在しているとしたら、我々にはそれを知る術がない。想像力とは常に現実を超えようとし、そうやって海の空白部分に、我々は怪物を描き込んでしまうのだ。
            Extreme Life of the Sea,p.61

地球上で深海とは最も広大な生命の住処です。まだまだ知らない希少生物の住処には、我々が立ち入っていない場所が残されています。まだ打ち上げられていない生物がおり、まだ腸内からも発見されていないものがあり、網や潜水艦をすり抜けてきた生物があるとするのなら、それは我々がまた発見していないだけなのです。

と4名の専門家の意見をうかがいました。やはりまだまだ知らない生き物がいるのは間違いないですね。しかし最後の回答は、認識論にもつながるような哲学的な返答です。我々の認識の範囲は存在の有無を断定する根拠にはならないのです。精神科医のユングは「自分に説明できないことを、オカルトと決めつけてしまう昨今の風潮には全く同意しない」ということを言っていました。

きっとどこかに想像もつかないような奇妙な生命が存在する。そう思えば地球の王様にでもなったつもりの我々も実は裸の王様なのかもしれませんね。

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参照記事:Gawker

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