ロバート・キャパの未発表カラー写真、公開へ【画像あり】

「TIME」によると伝説的な戦場カメラマン、ロバート・キャパの125枚を超える未発表写真がニューヨークの国際写真センターで発表されることになるという。

国際写真センター(以後ICP)のキュレーターによれば、ICPではキャパの4000を超えるスライドを所有しており、35mmだけでなく6×6や4×5などの中判や大判のフォーマットの写真も含まれているという。キャパと言えばライカが代名詞となっており、中判のローライも使っていたことは知っていたが、4×5の大判でも撮影していたとは知らなかった。

キャパが白黒とカラー写真をどのように取り分けていたのかは不明だが、どうやらカラーの方が高く売れることに気がついていたらしい。キャパの写真のイメージは白黒の方が強いが、いくつかのカラー写真を見る限りは、露出に構っていられない戦場では白黒で撮り、その他の日常のシーンでは好んでカラー写真を撮っていた模様。

前述のICPのキュレーターは言う。

「キャパはポートレイトの写真家とは認識されていないけど、素晴らしい作品がたくさんある。それはキャパの偉大な愛の賜物だよ」

▼キャパの未発表カラー写真 その一▼

Capa british soldiers watching a wrestling match on a troop ship from england to n africa

個人的にはキャパの写真はやはり戦場写真にかぎると思っている。2004年にはマグナムからキャパのカラー写真が発表されたが、これがキャパの写真と言われてもピンとこなかった。

▼『Capa in Color』▼

去年発売された沢木耕太郎の本に、キャパの代表作『崩れ落ちる兵士』の真贋をめぐるノンフィクションがある。沢木耕太郎らしいダンディズムで、キャパと恋人ゲルダの関係から『崩れ落ちる兵士』が撮られた状況を可能な限り綿密に再現しようとする名著だった。

▼沢木耕太郎著『キャパの十字架』▼

この本のなかで示される沢木耕太郎の『崩れ落ちる兵士』の新説に対してのマグナムの回答が気になる。TIMEにせよマグナムにせよ、キャパの伝説性に寄っている部分があるのだから、日本で最も人気のあるノンフィクションの書き手から発せられた疑問を無視することは逆にキャパへの疑惑をより強くさせることにあると思う。

それにして死んで60年経っても未だに写真へのロマンの中心にはキャパがいるというのは凄いことだと思う。日本でもこの未発表写真は見れないものだろうか。

▼キャパの未発表カラー写真 その二三▼

Capa ernest hemingway and his son gregory sun valley idaho Capa the french camel corps the meharists practicing maneuvers in the desert

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参考記事(このサイトから18枚のカラー写真が見られます):TIME 

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