留守番電話に「ローマ法王ですが」、スペインの修道院。【ワン・オブ・アス】

以前、このサイトでジョーン・オズボーンの名曲「ワン・オブ・アス/One of Us」を紹介したことがある。(音楽『One of Us/Joan Osborne』)。その曲のなかの一節を彷彿させるような出来事が起こった。

スペイン南部コルドバ(Cordoba)に近いルセナ(Lucena)の跣足カルメル会(Barefoot Carmelites)の修道女たちは、先月31日に留守番電話に残されたメッセージを聞いて、死にたくなるほどびっくりした。

それはそうだろう。電話の相手は留守番電話に残されていたメッセージの主は他でもないローマ法王だったのだ。

地元のラジオ局が3日に放送したこのメッセージには、含み笑いと「電話を取れないとは修道女たちは何をしているんだろうね? 」という言葉に続けて、「フランシスコ(Francis)法王です。新年のあいさつのために電話しました。また後でかけ直してみます。神の祝福がありますように」と言う声が録音されていた。

この修道院に暮らす数名の修道女は法王と同じアルゼンチン出身で、法王の古い友人でもあたっという。

院長は、法王のメッセージを聞いたときには「文字通り死にたかった」と述べ、「法王の言葉を書き取って修道女たちに見せました。私たちは祈りの義務を果たしていたのだから、とお互いに言葉を交わしました。法王が私たちを覚えていて下さっているとは思いもよらなかったのです」と続けた。

ローマ法王からの電話を取り逃してしまったのも、彼女たちが正午の祈りを行っていたためだったのだが、それでも彼女たちの後悔にもだえる姿が目に浮かぶ。その後、必死になって司教や関係者と連絡をとり、なんとかバチカンに電話をかけ直そうとしたが上手くいかなかった。それでもその夜、再び法王から電話があり、修道女たちは法王と話をすることができたという。

なんとも心温まる話。

ジョーン・オズボーンの「ワン・オブ・アス」の歌詞では、仮に神様がどこにでもいる存在だったとしても、唯一電話が通じる相手がローマ法王だと、皮肉を込めて歌っている。

▼ジョーン・オズボーンの「ワン・オブ・アス」は名曲です▼

しかし今回は労働者が多く住む地域で励む古い友人に、法王の電話が届いた。

著者はカトリック信徒でもキリスト教徒でもないし、カトリック教会が規定する行動倫理には納得できない部分もたくさんある。それでも2013年に大方の予想とは違う形で選出されたフランシスコ法王の言動には、宗教や価値観を超えて深い尊敬の念を感じている。マネーロンダリング疑惑や性的虐待問題などバチカンが抱える闇は深い。それでも法王が目指す、民衆に開かれた新しいカトリック教会には強い期待感を持っている。

それにしても電話をもらった修道女たちにとって最高のプレゼントになったことでしょう。粋なことをするもんですね。

引用記事:AFP BB News 留守番電話に「法王です」、修道女びっくり仰天 スペイン

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