【コラム】ハリウッド映画が銃産業を支えている!?

一般的にハリウッドにはリベラルな思想信条を持つ人が多く関わっている。同性愛に肯定的で、戦争には反対し、アメリカがこれ以上マッチョで好戦的になることを望んでいない人が多くいるように思える。しかしそういった傾向とは別の文脈で、ハリウッドが保守的産業の代表とも言える銃産業を支えているということが、フォックス・ニュースによって指摘された。

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現在のハリウッド映画では、制作費確保のために映画内に様々な広告が入っている。映画内でペプシが飲まれていれば、そこにはペプシの広告費が投入されており、フォードの車が走ればそれはフォードの営業活動の一環となっている。こういったビジネス・モデルはもう珍しいものではないが、そこには銃産業も含まれていることが分かった。

現在日本で公開中(2014/03/27時点)の映画『ローン・サバイバー』では劇中でベレッタ社製の銃を使うことで、その広告費としてベレッタ社が25万ドルを支払っている。つまりベレッタ社は映画に自社製の銃が登場することで25万ドル相当、もしくはそれ以上の効果が期待できると判断したのだ。

銃とハリウッドの関係は80年代から90年代にかけて強固に結ばれ、特に1990年の『ダイ・ハード2』で使用されたグロック社製のハンドガンはその後にアメリカで大ヒットした。ちなみにグロック社とは1960年代中頃に登場したオーストリアの銃製造会社で、『ダイ・ハード2』以前はほとんど無名の会社であった。

2012年のサンディフック小学校銃乱射事件の際には、これまで銃問題には及び腰だったハリウッドのセレブ達も、とうとう銃規制を呼びかけるメッセージを公開した。そのなかには映画内で銃やマシンガンをぶっ放している俳優達もいたため、逆に銃規制反対派からは非難されたが、ハリウッドが一歩前に踏み出したことは間違いありません。

▼ハリウッド・セレブらによる『銃の暴力を終わらせるための要望』▼

銃とハリウッドの問題は、銃規制を突き詰めていけば映画での銃の使用禁止という表現狩りを生むことにもなりかねず、かといって現状では、ハリウッドが銃の拡散を助けていることには変わりなく、そのバランスは非常に繊細です。

表現の問題とリンクする非常に困難な問いかけですが、これまで同様にハリウッドは銃器販売の一翼を担うことを暗に認めるのか、それとも新たな関係を模索するのか、その答えはこれからの映画で語られることになるでしょう。

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参照記事:FOX News

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