【映画】ヒッチコックの幻のホロコースト・ドキュメンタリー映画、公開決定

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スリラー映画の巨匠で『鳥』や『めまい』で有名がアルフレッド・ヒッチコックが関わっていたホロコーストについてのドキュメンタリー映画が初めて全編公開されることになりました。

この映画は一般公開だけでなく映画祭やイギリスの放送局の70周年のプログラムとしても公開される予定で、それに合わせて同じく収容所を扱った『Night Will Fall』という映画も平行して公開される。この『Night Will Fall』は、今話題のドキュメンタリー映画『Act Of Killing』のプロデューサーでもあり、過去にはヘルツォークやジャン・ルーシュとも仕事をしていたアンドレ・シンガーが監督するというからこちらも注目です。

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1945年、ヒッチコックはイギリスのメデイア王だったシドニー・バーンスタインからの依頼で、イギリスとソヴィエトの共同で撮影されていた収容所の様子の作品化に取り組みます。しかしそこに写されたいた映像があまりに衝撃的であったため、それを見たヒッチコックは一週間ほどスタジオに寄り付かなかったといいいます。

しかしでき上がった作品は政治的な状況の変化もあり公開されることはなかった。収容所の悲惨な状況が判明したとき、アメリカの人々もイギリスも、ドイツ人にこれらの惨劇の責任の所在をはっきりと分からせるために、なるべく早く映画を公開したかったようだが、実際には編集は1945年の後半にまでずれこみ、その頃には映画の必要性も薄れて、このプロジェクトへの資金供給が止まった。

その後、1980年代にアメリカの研究者によって博物館からこのフィルムは発見されるも、1984年のベルリン映画祭と1985年にはアメリカの放送局で『Memory of The Camps』という題名で未完ヴァージョンが放送されるに留まっていた。

なおこの『Memory of The Camps』は現在YouTubeでも見ることができるが、なかなか衝撃的な内容のため閲覧の際は注意してください。

なおフィルムはすべてデジタル処理されて『Memory of The Camps』とは違う、正しい順序で修復されるとのこと。公開は2015年。あのヒッチコックですら見るに絶えなかった作品となれば話題性は十分ですが、実際にはかなり辛い内容でもありそうです。しかし第二次大戦終戦から70周年として公開される予定の本作、見ない訳にもいきません。

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▼ヒッチコック作品集▼

▼アンソニー・ホプキンスがヒッチコックを演じ『サイコ』撮影の裏側を再現した映画▼

参照記事:The Independent
参照記事:Fox News

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