【“エアー”ポカリプス】北京の大気汚染はシャレになっていない【画像あり】

経済成長の対価として首都機能が麻痺してしまう。こんなパラドックスを体現する街、北京。2014年に入ってはじめて、汚染微粒子「PM2.5」を示す数値が危険水域である600マイクログラムという過去最悪レベルを、16日未明突破した。

この数値は北京の在米大使館が発表し続けているもので、観測以来最悪レベルだという。

▼日の出を表示する電光掲示板▼

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15日から16日にかけて北京では風がなかったこともあって、汚染物質が市内に停滞し、大気汚染が悪化。北京に近い河北省や山東省が石炭の供給地であるため首都の大気は、エネルギー供給に比例して汚染されていく仕組みだ。

この影響で市内にはスモッグが充満し、国際会議に出席予定だった韓国からの飛行機が着陸できず、会議自体が延期される事態にも発展。

▼昼間の屋外ですらヘッドライトが必要なほど▼

Airpocalypse Pollution Levels in China Hit Record High 2

今、中国では北京からの首都移転が真剣に論じられており、2016年に河南省の信陽市に遷都されるとも言われている。

さらに中国では1月末からは正月に該当する春節のため鉄道やバス、車などは帰省のためにフル回転となる。また爆竹や花火も汚染をさらに悪化させることは間違いない。

こういった状況にアメリカなどでは大気汚染による終末を意味する「Air-pocalupse/“エアー”ポカリプス」という造語まで作られている。

▼それでも朝の体操は欠かさない北京の人々▼

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中国政府も本腰を上げた対策に取り組んでいるようだが、相手は自然と、止まることの許されない経済成長なため、なかなか有効な手段が講じられていないのが現状のよう。中国が抱えている最も大きな難問とは、自身の心臓にあるのかもしれない。これが終末への予言とならないように、抜本的な方向転換が必要とされているのだろう。

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参照記事:New York Times

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