ANAの新CMが“人種差別”的だとして外国人から苦情

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それが事実かそうでないかは別にしておいて、外国では日本は人種差別に鈍感な国だという考えが根強い。一昔前までは日本の空港では外国人を表す英語に「エイリアン」という単語が使われていたり、現在でも外国人が部屋を借りる場合はとても面倒だったりと、我々日本人にとっては差別意識はないとしても、そこに身を置く外国人からすると釈然としないルールが確かに存在する。

そういった鈍感さは日常生活のなかだけではなく、今回テレビCMにおいても指摘されてしまった。

【1月20日 AFP】全日空(All Nippon AirwaysANA)は20日、先週末から放映が始まった同社の新テレビコマーシャル(CM)に対し、外国人をステレオタイプ化していて人種差別的だとの苦情が寄せられていることを明らかにした。

俳優の西島英俊さんとお笑い芸人のバカリズムさんが、意外なほどにきれいな発音の英語を話しているCMだ。見た方も大勢いるだろうが、私もこのCMを見たとき「これはちょっとまずいだろう」と思った。

「日本人のイメージ、変えちゃおうぜ」と西島さんが言い、バカリズムさんが「もちろん」と応じるのだが、このときバカリズムさんの見た目は、金髪のかつらと高さを強調したゴム製のおもちゃの鼻を付けた姿に変わっている。

今から20年ほど前(もっと昔かもしれない)、とんねるずがCMで金髪のかつらを被り付け鼻をして「鼻タカダッカー」と歌いながらと陽気に食卓を囲んでいたが、これも外国人差別と批判を浴びたことがあった。今回のCMもヴィジュアルとしては似たようなもので、苦情が集まるのは容易に想像できそうなものだ。

個人的見解としては、やはりANA側は直ちにCMを中止すべきだと思う。こういった問題を国内の常識に沿ったユーモアの一環として肯定するには、ANAという会社はあまりに多くの部分を海外に依存している。一度でも人種差別というレッテルが貼られてしまえば、値段競争による価値よりもサービスの質を全面に押し出しているANAとしては、その損失は計り知れない。

また、マイクロブログのツイッター(Twitter)上にも都内在住の外国出身者から「もし、あなたが外国人で日本への旅行を計画しているなら、ANAのように公然と人種差別をする航空会社を使っては駄目。日本でのCMを見て」との投稿があった。

こういった苦情への対応は初動の早さが何より重要になる。 決断を先送りにし曖昧な説明で濁しているようでは、ANAは人種差別を肯定していると極端に解釈する人も現れるだろうし、それが海外で報道されるにつれて真意が簡単に改変されてしまうことにもなる。

「日本人のイメージを変える」ことには異論はないが、それはあくまでもポジティブに変えてもらわなければ困るのだ。

引用記事:AFP News

 

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