【映画】『リディック:ギャラクシー・バトル』レビュー ※後半にネタバレあり

ヴィン・ディーゼル主演のSF映画『リディック』シリーズ最新作のご紹介です。日本公開は2014年3月8日。

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・ストーリー

前作の終わりに、宇宙の支配を目論む暗黒集団「ネクロモンガー」の帝王になったリディックだったが、部下の反乱にあたっために、荒廃した砂漠の大地に取り残される。

獰猛なハイエナのような猛獣に追われ、水辺にいるサソリのような怪物に襲われながらも、その過酷な環境に慣れていくリディックは惑星からの脱出のためにある計画を実行する。

荒廃した惑星の果てに打ち捨てられていた避難基地からわざと救難信号を発信。自分が賞金首であることを逆手にとって賞金稼ぎがこの惑星に降り立つのを待つ。

そしてリディックの策略とは知らずに2組の賞金稼ぎが惑星に降り立つも、ちょうどその頃、不吉な雨雲が近づいてきていた。果たして孤独なダーク・ヒーロー・リディックはこの難局から抜け出せるのか!

・レビュー

ヴィン・ディーゼルの出世作となった『ピッチブラック』(2000年)に登場した凶悪犯罪者リディックを主人公とするシリーズの最新作が前作『リディック』から10年ぶりに公開。前作『リディック』は壮大な宇宙を舞台にしたスペースオペラ風作品として公開されるも興行的には失敗、このまま塵となってB級映画界を彷徨い続けると思われていたが、ここへ来て最新作が公開された。しかも前作のスター・ウォーズのような風味はなくし、第一作の『ピッチブラック』の世界観に立ち戻った、怪物総攻撃からの脱出アクション映画になっている。

簡単に要約すると『エイリアン』の主演がシガニー・ウィーバーではなくシルベスタ・スタローンだったらこうなるだろうなという映画。異形の獣が溢れる世界から知恵を絞って脱出を図るのだが、いかんせん主人公のリディックは超人的な戦闘能力に加えて奇跡のような幸運にも恵まれているため、ハラハラ感は皆無。他の人間は焦りまくりでヘマをこきまくるのだが、リディックは常に寡黙。まるで映画のエンディングを最初から知っているかの如き冷静さで難局を乗り切っていく。

しかしだからといってつまらない映画な訳ではない。特に前半の怪物たちの住む惑星で一人逞しく生き延びていく部分は、クリエーチャーのクオリティーも高く、気持ちの悪い怪物が見たい人も満足できるものになっている。BBCの『ウォーキング with ダイナソー』から科学的考証を引っこ抜いたような仕上がり具合だ。

またリディックがハイエナ型の猛獣の子供を飼いならし友情を育むところは『REX 恐竜物語』を彷彿とさせる(?)

シリーズ映画と言うことで過去作を見ているに越したことはないが、見ていなくても見所はあまり変わらない。一応過去作と関連する人物が登場するが、別に大したことはない。

前作の興行的失敗からスペースオペラ風世界観を捨てて、1作目のサバイバル要素を全面にだした本作。クリエーチャー、多勢に無勢、よく分からない友情、そういったものが好きな方は十分に楽しめます。

・ここからネタバレ

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降り立った二組の賞金稼ぎは反目しながらも、一つの基地でリディックの捜索を開始する。しかし準備万全で迎え撃つリディックは、賞金稼ぎの裏をかいて、宇宙船のバッテリーを強奪。

そして目前に迫っている雨雲に危険を嗅ぎ取ったリディックは、バッテリーの返却の代償として二台ある内の一台の宇宙船を譲渡するように賞金稼ぎに迫る。この提案を受け入れた賞金稼ぎらであったが、一組のグループが裏切りリディックが飼いならしていたハイエナ型の猛獣を殺し、リディックを捕まえる。

宇宙船に囚われたリディックであったがとうとう雨雲が覆い被さり当たりには雨が降り始める。そして突如としてこの惑星の水場に生息するサソリ型怪物が大挙となり襲撃。

そしてリディックと賞金稼ぎたちは手を組み共にここからの脱出を試みるのだった。

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ということで前作の失敗から方向を転換した本作。クリエーチャー対人間、という図式が好きな方にはお勧めします。また賞金稼ぎのリーダーとして過去の『ピッチブラック』に登場した青年の父親が登場します。まあ、よくある逆恨みからの友情関係となるのです。

期待しないでみると案外楽しめますよ。

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