【映画】『マチューテ・キルズ』レビュー

Machete kills 2013 movie wide

ロバート・ロドリゲス監督によるエクスプロイテーション映画『マチューテ・キルズ』のご紹介。2007年の映画『グラインドハウス』内の偽予告編だった『マチューテ』が2010年に実際に主演がダニー・トレホで映画化。その続編となるのが『マチューテ・キルズ』!前作同様にめちゃくちゃですが、楽しい映画です。日本公開は2014年3月1日。

・ストーリー

〈本編前に偽の予告編が流れる。舞台は宇宙。ダニー・トレホがルーク・スカイウォーカーのように宇宙で戦っている。その名は『マチューテ・キルズ・アゲイン・イン・スペース』〉

マチューテと相棒のサルタナは、メキシコとの国境で武器を麻薬カルテルに密輸使用としていた組織を検挙するも、ギャングたちの襲撃によって、サルタナはマチューテの目の前で殺されてしまう。

その後アメリカで拘束されていたマチューテにアメリカ大統領(チャーリー・シーン)から電話がかかる。そして大統領からメキシコのドラッグ組織の手に渡った核ミサイルによってワシントンDCが脅されている事実を聞かされたマチューテは、過去の犯罪歴を帳消しにすることを条件に、麻薬組織の壊滅と核ミサイルの奪還を請け負うことになる。

マチューテは覆面捜査官の「ミス・サン・アントニオ」から情報を受け取り、途中におっぱいからナイフが飛び出る刺客や殺し屋たちに襲われる中、麻薬組織のトップで精神異常者のメンデスへと徐々に近づいていく。

しかしやっと辿り着いたメンデスの秘密基地で驚くべき事実を聞かされる。実は彼の心臓とミサイルのスイッチは連動しており、心臓が止まると自動的にミサイルが発射される仕組みになっていたのだった。暗殺計画の実行は不可能になるなか、マチューテはメンデスの背後により強力な組織の存在に気がつく。

そしてマチューテは宇宙を含めた壮大な闘いへと突き進んでいく。

・レビュー

とにかく頭を空っぽにして観るのには最適な映画だった。深く考える必要もないし、悩むこともない。劇中には観たことのあるシーンがいくつも出てくるが、開けっぴろげな引用などで悪気がないことは分かる。そしてとにかく豪華なキャストが次々と使い捨てにされていくのも気持ちがいい。

まずはジェシカ・アルバが登場しては死に、チャーリー・シーンもレディー・ガガもキューバ・グッディング・Jrもとにかく仰々しく登場はするものの大した見せ場は用意されていない。映画の後半になって出てくるメル・ギブソンやミシェル・ロドリゲスはさすがのコテコテ感で頑張るがそれでも印象は薄い。この映画はとにかく溢れ出る『トレホ』映画なのだ。

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無味無臭な俳優が増えるなかでも、このダニー・トレホとロン・パールマンはスクリーンに登場するだけにプーンと何かが匂ってくる。よく分からんがイカガワしい何かが匂い立ってくるのだ。

トレホの匂いがたまらなく好きな人には最高の映画だと言える。なにせ100分以上ひたすらダニー・トレホの活躍が描かれているのだ。最近ではアイドル映画でもここまで露骨に主人公優遇はしないところだろう。トム・クルーズの映画だって最近は彼以外の登場人物にもそこそこの見せ場がある。

ダニー・トレホ以外の見所はやはりロドリゲス的な演出だろう。のっけから首はバンバン飛ばされる。この映画ではプロペラは空を飛ぶためのものではなく、首を飛ばすものになっている。そしてマシンガンも健在。今回はおっぱいマシンガンが登場。一体どこから弾薬を補給しているのかと思っていると、あっけなく玉切れ。しかしその後は玉切れの心配にない〈あそこ〉からショットガンが登場。この一連のシークエンスはさすがの一言です。

ということで丸っ切り馬鹿げた映画ですが、最高に楽しい映画でもあります。ロドリゲスにとってのジェームス・ボンドはダニー・トレホなんだということがよく分かる映画でした。また映画の最初の偽予告編が本作の最後に繋がるようになっており、本気で次回作を作る気なのか気になるところです。

「タランティーノーロドリゲス」ラインの映画が好きな人、そして暇な人は是非劇場でご覧になってください。おすすめです。

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▼前作『マチューテ』を観ていようが観てなかろうが、楽しめます。▼

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