『Kubo and the Two Strings』の舞台裏映像が公開!「スターウォーズや子連れ狼のような作品」

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話題のストップモーション・アニメ『Kubo and the Two Strings』の舞台裏映像が公開!監督「これはスターウォーズのようでもあり、トールキンの物語や子連れ狼をデヴィッド・リーンが監督したようでもある作品」

このサイトでしつこくご紹介している話題のライカ最新作『Kubo and the Two Strings』の舞台裏映像と監督トラヴィス・ナイトのインタビューがCOMINGSOON.NETに掲載されました。

昨年10周年を迎えたライカにとって4作目となる劇場用長編アニメ『Kubo and the Two Strings』は神秘が息づくいにしえの日本を舞台に、「桃太郎」などの貴種流離譚をベースにした冒険譚。これまで『コララインとボタンの魔女 3D』、『パラノーマン ブライス・ホローの謎』、『Boxtrolls(日本未公開)』といった作品を送り出してきたライカにとって、まさに社運をかけた壮大な物語となります。

ライカは大手スポーツメイカー「ナイキ」の創業者のひとりフィル・ナイトが設立。そして本作で監督デビューを果たす、ライカのCEOでフィル・ナイトの息子であるトラヴィス・ナイトが作品について語ってくれました。

まずはそのインタビューから。

Kubo and the two strings travis knight

「この作品を着想したのは5年ほど前なんだけど、とても巨大で幻想的な物語に心を奪われたんだ。ストップモーション・アニメで描かれることの多い典型的なスケールとは比べ物にならないほど巨大で、もちろん製作は困難を極めたよ」

ライカ製作のアニメは作品を重ねるごとに世界観を広がっていき、前作の『Boxtrolls』では人間が暮らす世界と箱型トロールが暮らす地下の世界の二つを描き出しましたが、それさえも比較にならないほどの壮大なストーリーとなるようです。

僕が子供の頃に心から愛した作品たちを思い起こさせるような作品になる。まるで『スターウォーズ』のようもであり、トールキンや『子連れ狼』をデヴィッド・リーン(『アラビアのロレンス』など)が監督したような作品でもあるんだ。それらとは見えない部分で深く共鳴している一方で、まだ誰も試したことのないような新鮮さもある

『Kubo and the Two Strings』はいにしえの日本を舞台に両親に先立たれた少年が運命に導かれるように旅に出て、両親の因縁でもある宿敵と対決する物語。そして少年を助けるのは猿(シャーリーズ・セロン)やカブトムシの侍(マシュー・マコノヒー)で、他にも様々な神秘的な要素が描かれる。

きっと観客は偏見なしに自分自身の姿をキャラクターのなかに見出すと思う。もちろんそれはタフなことでもある。登場人物のいくつかは不愉快だからね。それでも主人公のクボは自分自信の代わりにもなる。彼は少年で、吟遊詩人でもあり、アニメーターであるんだ。彼の世界とは母親を巡るもので、 彼はそのために冒険に出発する。ジョーゼフ・キャンベルの「英雄の旅」にも重なる、つまりは少年から大人に成長するためのルビコン川を渡る物語なんだ。(注:ジョーゼフ・キャンベルの「英雄の旅」とは神話論の決定版で、『スターウォーズ』へも多大な影響を与えた)」

そして本作を語る上で欠かせない日本からの影響についても語っています。

日本の審美眼の特徴とは不完全なものに本質を求めるところだと思う。その観点は本作でも重要なもので出発点でもある。完璧を追い求めれば求めるほどに人は不完全になるものだ。それはいつだって問題の種となるが、同時に人間の本質でもある。完璧を追い求めることの不完全さとは結局は人間の本質であり、そこに本当の美が宿るんだ

ハリウッドの伝統と最新技術の融合を象徴するようなライカのアニメは、まさに日本的な方法論と言えるかもしれません。

本当に奇妙なことだよ。最新の技術を使いながらも巨大なハリボテのマリオネットも作るんだから。でもこれらは全部ライカが作り出した新しいシステムで動く、ハイテクな品々なんだ。ロウテクとハイテクの融合なんだ。もちろんとんでもない挑戦であるんだけど、そのことが自信に繋がるだろうね

これこそがライカのアニメの魅力です。どこか懐かしさを感じさせつつも見たことのない映像。これまでは裏方として製作に関わってきたトラヴィス・ナイトが満を持して監督デビューする本作は絶対に見逃せません。

「僕はいつも自分の手を汚していたいんだ。僕の手は撮影の合図のためじゃなく、ものづくりのためにあるんだ。今僕らは製作の最終段階にいるけど、この映画に携わっているみんなの手と魂を垣間見ることができるんだ。そして観客もスクリーンにその痕跡を見ることができるはずだし、そうすることでこの5年間の間に積み上げてきた僕らの苦しみの全ては癒されるだろう。それこそが僕らの存在証明なんだ」

これはまさにライカ作品の魅力です。映画とは純粋に面白いかが重要でその苦労の量は作品の質とは無関係ですが、同時に作り手の情熱を感じられない傑作もまた存在しません。そして『Kubo and the Two Strings』に費やされた情熱もこの舞台裏映像を見ればビシビシと感じることでしょう。


期待のライカ最新作『Kubo and the Two Strings』は2016年8月19日に全米公開。日本公開もお願いします!

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