【ゴジラ第二作】1955年『ゴジラの逆襲』について

全ゴジラ28作品を見直していこうというマラソン企画第二弾は『ゴジラの逆襲』です。

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『ゴジラの逆襲』1955年公開

監督:小田基義

特撮監督:円谷英二

出演:小林博、若山セツ子、千秋実、土屋善男など

音楽:佐藤勝

・ストーリー ※ネタバレあり!

古代怪獣ゴジラが東京を襲撃した記憶も新しい頃、大阪に本社を置く海洋漁業会社で魚群探査のパイロットをしている月岡(小泉博)と小林(千秋実)は飛行機の故障のため不時着した孤島で、ゴジラと見たことのない別の巨大怪獣が格闘している姿を目撃する。

数日後、月岡らの証言からゴジラと戦っていた怪獣はゴジラと同時代に生きた凶暴な古代怪獣『アンギラス』であることが判明する。また前回のゴジラの東京襲撃を間近で検察していた山根博士(志村喬)は、ゴジラは水爆実験の影響から光を憎悪する傾向にあり、灯火管制を敷くことで、ゴジラを市街地に入り込ませないことが必要だと進言する。

そして再び海洋上に姿を現したゴジラは紀州及び紀伊水道に上陸することが予想されたものの、突如進路を変更し大阪湾に侵入する。山根博士の進言通りに戦闘機による照明弾の使用によってゴジラを海の方向へ誘導することに成功する。

しかしそんな時、大阪市内を走る凶悪犯を乗せた護送車から囚人らが脱走。警官に追われた囚人たちはハンドル操作を誤り、沿岸部のガソリン貯蔵所に激突してしまい、大爆発を引き起こす。それにゴジラは反応。とうとう大阪への上陸を許してしまう。

そこに突如表れるアンギラス。ゴジラとアンギラスの闘いは大阪市内を壊滅させ、大阪城をも粉々にする激しいものだったが、最終的にはゴジラがアンギラスの首筋に噛みつき勝利を収める。そしてゴジラは大阪を火の海にして、海へと帰っていく。

壊滅状態のなった大阪から本社機能の一部を北海道に移したため、パイロットの月岡と小林も北海道へ飛ぶ。そしてそこでまたゴジラが出現。ゴジラの足止めを狙った小林は白熱光を浴びせられ、雪山に衝突し絶命する。しかし小林の死がヒントとなり、雪山で雪崩を引き起こし、ゴジラを雪に埋もれさせるという作戦が練られる。

凶悪古代怪獣ゴジラから北海道を守ることはできるのか!

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・感想

前作の『ゴジラ』第一作が大ヒットしたために急遽作られた第二作目。そのため監督は本多猪四郎ではない。準備期間も短く、前作と比較すると単調な印象を受けるが、それでも大阪での大立ち回りなど、特撮部分は大変に素晴らしい。

またゴジラとアンギラスの大阪での格闘シーンでは、両者の動きが異常なほどに素早くなっているが、これは当初スローモーションでの撮影予定していたのだが、撮影速度のコマ設定を間違ってしまったために、異様に素早い怪獣の動きとなってしまった。しかしこの素早さを円谷英二は面白いと感じ、そのまま撮影が続行された。

そしてゴジラシリーズで最初の複数怪獣登場作となる本作では、ゴジラを中島春雄が、アンギラスを元プロ野球選手の手塚勝巳が演じている。

怪獣描写以外では少し退屈な本作だが、ゴジラの大阪湾上陸のシーンは非常によく出来ている。照明弾とゴジラの顔の描き方は特出しており、ゴジラの凶暴さがよく演出されている。

前作の大ヒットもあり観客動員数は800万人を超えた。

個人的には前作と比べると見劣りしてしまうが、最後のモノクロゴジラであるし見所も十分にあると思いますので、是非ご覧下さい。

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1 個のコメント

  • この作品のアンギラスは、正に「大怪獣」というべき容貌ですね。ゴジラの初の対戦相手に相応しい、いかにも凶悪そうな暴君怪獣… モノクロ映像という事も手伝って、その迫力、恐怖感はホンと凄いですね。正に“暴竜”の名が相応しいです。
    アンギラスのモチーフは“狼”でしょうね。あの細い顔、スマートなスタイル、独特の鳴き声… 凶暴な肉食怪獣の、そのモチーフとして一番相応しかったんでしょうね。
    …これがその後の作品の二代目になると、完全にゴジラの子分のポチ、咬ませ犬役に堕しちゃうワケですけど…(;;;)

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