『キャプテン・アメリカ/シビル・ウォー』監督のルッソ兄弟インタビュー②

『キャプテン・アメリカ/シビル・ウォー』監督のルッソ兄弟によるインタビュー後半部の翻訳です。「本作は単純な敵と味方の戦いを描いたのではない、複雑な物語なんだ」

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『キャプテン・アメリカ/シビル・ウォー』ルッソ兄弟インタビュー②

参照:collider.com/captain-america-civil-war-joe-anthony-russo-interview/

『キャプテン・アメリカ/シビル・ウォー』ルッソ兄弟インタビュー①の続きとなります。

-監督を兼任することになった「フェーズ3」を締めくくる『インフィニティ・ウォー』についてもお聞かせください

ジョー・ルッソ:我々はキャップを通してこの物語世界に参加したが、彼にとってはとても切迫したストーリーになる。だから我々は彼を通したとても強固な視点を持っている。そして『シビル・ウォー』でのキャップの行動が、『インフィニティ・ウォー』へも派生することになるだろう。そしてキャップが我々をここに導いたように、物語の終わりにはキャップは今まで以上に重要なキャラクターになっていると思う。とにかくどこに向かうのか見てみよう。実際に今もその作業の最中なんだ。どこかのコミックスファンにとってはまさに夢が叶ったみたいなもんさ。

脚本レベルでの登場人物のつながりに話を戻しますが、そこには具体的な登場人物があったのか、それとも登場人物の関係性に何かが起きるのでしょうか?

ジョー・ルッソ:本作ではナターシャについて重大な決断を下すことになる。複雑な関係のなかで彼女は動き回ることになる。私が『ブレイキング・バッド』を大好きな理由とは、ヴィンスがいつも自分自身を過酷な場所に向かわせることにある。毎回、「来週にこの問題をどうやって解決するって言うんだ!」と疑問に思うんだが、実際にそれは解決されるんだ。全く素晴らしい物語だ。素晴らしいストーリー・テリングなんだ。我々はこの作品のなかで彼女をそうやって扱った。

アンソニー・ルッソ:ブラック・パンサーもその意味では興味深いよ。なぜなら彼は部外者として物語に参加し、様々な対立が彼を取り囲むことになる。家族の大げんかの真ん中に登場する侵入者として新しいヒーローを紹介することになる。緊張感にあふれるドラマティックなものになる。物語レベルでもとても込み入っているよ。

ブラックパンサーについてですが、あなたたちはどこまで自由に彼を描くことが許されているのですか?今後、彼メインの映画が作られることが決まっているのに、初登場はあなたたちの作品となります。どこまで彼メインの映画に影響するのか、何か制限はありましたか?

ジョー・ルッソ:制限なんて何もないよ。彼は本作で物語世界に足をかけた格好で、ワカンダ(ブラックパンサーの故郷)が描かれるわけではない。

アンソニー・ルッソ:我々がマーベルと仕事をしていて感心するのは、彼らは同時に一つの作品を作ることに長けているんだ。何かを優先するわけではなく、常に窓口を広く設定しているんだ。だからどんな作品を思いのままに作れる。たくさんの条件を突きつけてきて妨害するなんてことはない。だから本作でも我々は多くの自由を行使して、彼を描いているよ。

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『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』の終わりに、キャップとブラック・ウィドウは新しいアベンジャーズを結成します。男性主体のヒーロー集団のなかにあって、ブラック・ウィドウとスカーレット・ウィッチの関係について描かれますか?

ジョー・ルッソ:本作ではいきなり困難な状況が描かれることになる。もちろん一緒のシーンはあるけど、とにかく大忙しの作品なんだ。

アンソニー・ルッソ:彼女たちが一緒に映画の幕をあけることになるよ。

-『エイジ・オブ・ウルトロン』ではいきなりヒーローたちが結集した戦いではじまり、『ウィンター・ソルジャー』のオープニングもそうでした。本作でもいきなり大きなバトルが描かれるのですか?

ジョー・ルッソ:今回はずっと親密なものになるかな。『ウィンター・ソルジャー』に近いね。あるミッションから映画はスタートし、そしてよく知ったメンバーがそこに参加している。そして何かが起きて、映画全体が展開することになる。

-スパイダーマンはどれくらいの重要さですか?

ジョー・ルッソ:知っているだろうけど、目立つことにはならないよ。

-では簡単な質問にします。ヴィジョンが普通になるとはどういう感じなのですか?

ジョー・ルッソ:それはいい質問だね。彼自身の個性を反映したような服を着ることになる。威勢がよくて、かっこいいよ。

アンソニー・ルッソ:ヴィジョンはどうすればこの状況や人々とフィットするのかという視点からずっと考えてきたんだ。これはとても面白い作業で、みんなはどうやって服を選ぶのか、自分はどうなりたいのか、そして自分自身をどう思っているのかという問いでもあるんだ。

-ダニエル(・ブリュール)やマーティン(・フリーマン)の役についても教えてください

ジョー・ルッソ:それはダメだよ。ふたりとも特殊な役柄で、ネタバレと関係しているからね。とにかく言えることは、すごい役だということだ。それぞれが素晴らしい仕事をしている。ブリュールは特に素晴らしくて、とても興味深いキャラクターだよ。

本作の対立が意味あるものにするためにはスティーブにもトニーにもそれぞれの言い分が必要となります。そもないとただの良い奴と悪い奴の戦いになってしまいますが、あなたたちはどちら側に寄りかかってしまうのでしょうか?トニーの方か、それともスティーブの方か?

ジョー・ルッソ:どっちがセットにいたかにもよるね。

アンソニー・ルッソ:我々は常にその均衡を意識して仕事していたよ。我々自身が、ふたりの関係に引き裂かれる思いだったけど、どちらかに加担することで守りに入ることはしたくなかった。とにかく不安定な場所にいるようで、誰かを押し出せば、他の誰かをさらに押し出すことで均衡を保とうとした。

ジョー・ルッソ:それはストーリー・テリングの作法でもある。当然ながら本作はキャップの映画なのだから、彼の背後を描けばことは簡単に収まるだろうし、実際に彼が一番登場時間も長い。それでもトニーこそが本作で最も感情を揺さぶる存在なんだ。人間の業のようなものだ。本作は単純に味方と敵の物語ではない。本当に複雑な物語で、この映画を観終わった後に友人や恋人とどちらが正しかったのかをめぐって口論となるような作品とも言えるよ。

-エミリー・ヴァン・キャンプの役や、ペッパーはどの程度重要ですか?

ジョー・ルッソ:ペッパーはちゃんと登場するよ。そしてトニーへの影響という面で非常に重要なキャラクターとなる。エミリー・ヴァン・キャンプは『エージェント13』との関わりのなかに登場するよ。

アンソニー・ルッソ:彼女も重要な役だね。

ジョー・ルッソ:もし原作のファンなら、どうなるかわかるだろうね。

終わり。

インタビュー前半部は『キャプテン・アメリカ/シビル・ウォー』監督のルッソ兄弟インタビュー①

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