【映画】チャニング・テイタム主演『22ジャンプストリート』レビュー ※後半にネタバレあり

チャニング・テイタムとジョナ・ヒルの凸凹コンビによる爆笑バディー映画『22ジャンプストリート』のレビューです。前作『21ジャンプストリート』に引き続いて二人の警官(チャニングとジョナ)が潜入するのは大学!前作の高校でさえ警官であることを見失ってばかりだった二人は無事に潜入捜査を成功できるのか!

22 jump street wide

・ストーリー ※ネタバレなし

デブのダメ警官シュミット(ジョナ・ヒル)とマッチョなイケメン警官ジェンコ(チャニング・テイタム)が高校生として麻薬の潜入捜査を行った前作『21ジャンプストリート』の成功を受けて、二人に再び潜入命令が下る。覆面警官たちの秘密基地は、「韓国生まれのキリスト」を奉った教会があった21ジャンプストリート(通り名)から道を隔てた「ベトナム生まれのキリスト」が奉られている教会がある「22ジャンプストリート」に移っていた。

前回の潜入作戦(前作)が成功(ヒット)したことで予算(制作費)も増えたため「22ジャンプストリート」は随分と豪華に生まれ変わっていた。それでも黒人鬼教官キャプテン・ディックソンは健在で早速二人に、新型の麻薬「WhyPhy(ワイ・ファイ) 」を使用した女子大生が死亡する事件が起きた大学での麻薬捜査の任務が下される。捜査方法は前回(前作)と全く同じで、二人が兄弟の大学生の振りをして大学に潜り込み、麻薬のディーラーを捕まえること。

しかし大学に潜入した二人は、それぞれが勝手に大学生活をエンジョイしてしまう。ジェンコはフットボール選手として大学の花形プレイヤーになってしまい、シュミットも麻薬によって死亡した生徒のルームメイトのマヤと恋人となる。のらりくらりと捜査を続けるも成果は上がらず、前回のミッションで牢獄に送り込んだ麻薬デォーラー兼教師のウォルターを尋ね、麻薬取引の現場を撮影した写真に写されている男のタトゥーを手がかりに捜査をするようにアドヴァイスを受ける。

そのタトゥーの男とは、ジェンコが大学で親友となったフットボールのクォーターバックであり、ジェンコは捜査に気乗りがしない。しかし捜査を続けるとそのタトゥーの男は実は売人ではなく、ただ麻薬を買っていただけであることが判明。実は死んだ学生が麻薬の蔓延に原因であることが判明する。

また時を同じくして、大学の親子参観の機会にマヤの両親と食事をしたシュミットは、マヤの父親がキャプテン・ディックソンであるという地獄と遭遇する。そして大学生活を楽しむジェンコは、大学から奨学金付きのフットボール選手として迎い入れるオファーを受けて、自分の将来について悩んでいた。

捜査にも行き詰まり、友情にもヒビが入ってしまったシュミットとジェンコは、覆面警官としての職務を全う出来るのか?それとも別々の道を歩むのか?エンディングには衝撃の事実が待ち受けていた!

・感想 ※ネタバレなし

全米公開されるや否や、強力なライバルと思われていた『ヒックとドラゴン2』を蹴散らして初登場第一位となった爆笑コメディ『22ジャンプストリート』は前作同様に大爆笑の連続で、前作同様の物語展開という、第一作目ありきの続編となった。そしてチャニング・テイタムとジョナ・ヒルという凸凹コンビによる、ジョニー・デップの出世作となった『21ジャンプストリート』のリメイクと言うことで前作も低予算ながら200億円を超える大ヒットとなったが、なぜか日本ではDVDスルーという悲劇。

内容ははっきり言って前作と同じである。麻薬捜査をする二人は、職務を忘れて麻薬に浸ったり人間としての“種類”が違うことで仲違いしても、結局は友情に帰ってくる、という話である。本作の冒頭でも語られるように、前作の成功で制作費が増えたことでメキシコでのロケやヘリの炎上など豪華になってもいるが、本作はアクション映画ではなくコメディー映画なのである。

パワーアップしたところでは本作の山場の一つでもあるキャプテン・ディックソン(アイス・キューブ)とシュミットの関係と、気持ち悪さを増したシュミットとジェンコの友情である。まず前者のキャプテン・ディックソン演じるアイス・キューブは、サム・L・ジャクソンに似た存在感を放つようになり、とにかくキレまくりである。ちなみにこのキャプテン・ディックソンとシュミットの大学での再会シーンの時に私の右斜め前で鑑賞していた男性は、きっと笑い過ぎてだと思うが、ポップコーンを気管に詰まらせて、のたうち回っていた。それも仕方ないと思えるほどの爆笑シーンだ。

そしてこの映画の肝である二人のバディー感は前作よりも確実に成長(気持ち悪く)している。特に同性愛者への差別的な表現である「Fagott/ファゴット」と言う言葉を使った奴にジェンコが説教するシーンはかなり笑える。ここまで来ると確実にボーイズラブな世界である。

本作を見ていて思うのはハリウッドは悪ふざけも真面目にやるということ。前作のヒットの要因をしっかりと理解して、その部分を拡大再現しているだけの作品ではあるが、それ自体が「Bigger and Better/大きいことは良いことだ」というアメリカン・スピリットを茶化してもいて、特に『ハングオーバー』を超えるようなエンディングのオチの豪華さは、観客に入場料以上に得した気分にさせてくれる。

中身はないが、とにかく爆笑の連続です。最高に笑えます。それでもきっと日本では公開されないのでしょう。ソニー製作なのに。

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※次ページにネタバレ解説あり。と言っても驚愕の事実なんてものは一つもない映画です。また本作は日本公開未定となっていますが、DVD発売まで我慢したい方は注意してください※

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