J・J・エイブラムス、『10 クローバーフィールド・レーン』を語る「モンスターは登場する、しかし、、、」

2016年3月11日全米公開される『10 クローバーフィールド・レーン』についてプロデューサーのJ・J・エイブラムスが語ってくれました。「正確には『クローバーフィールド2』ではない、あのモンスターも登場しない。しかし、、、、」

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J・J・エイブラムス、『10 クローバーフィールド・レーン』を語る

突然の予告編公開や、手の込んだヴァイラル・キャンペーンなどで期待感を煽る『10 クローバーフィールド・レーン』には様々な謎が隠されています。そしてその中心にあるは『クローバーフィールド』(2008)との関係についてです。『10 クローバーフィールド・レーン』は『クローバーフィールド』の続編なのか? あの謎のモンスターは再び登場するのか?

それらの疑問に関し、プロデューサーのJ・J・エイブラムスが「語れる範囲」で大いに話してくれました。

この映画にはモンスターは登場する。いわゆる「モンスター」ではないかもしれないが、しかしモンスターであることにも違いはない。そして文字通りの『クローバーフィールド2』というわけでもなく、『クローバーフィールド』の登場人物やモンスターは登場しない。しかし他の登場人物や別のモンスターは登場する。全然違うストーリーなんだが、同時に精神的には繋がっているんだ。僕が望むのは、みんなが心待ちにするこの世界ではあり得ないようなストーリーに仕上がることだ。

ということで『クローバーフィールド』のようなアクション展開や、あの出自不明のモンスターは登場しないことが明言されました。しかし同時に両者には見ればわかる繋がりもあると言います。

僕はこれまでみんなが頻繁に『クローバーフィールド』のことを話題にするのに驚いていた。でも今では『ゴジラ』があって『パシフィック・リム』もある。もし巨大な怪獣(Kaiju)を登場させるなら十分な理由が必要だ。さもなくば、それはすでに観たことのある映画の焼き回しに過ぎないからね。

じつは『クローバーフィールド』がスマッシュヒットするまでハリウッドでは怪獣映画は敬遠されていました。『パシフィック・リム』や『ゴジラ』といった映画に多額の制作費は投入された背景には、『クローバーフィールド』の存在があります。しかし同時のそれらの映画が作られた後「ただの怪獣映画」では誰も満足しないことも明らかです。そんななかで後に『10 クローバーフィールド・レーン』となる脚本が届いたと言います。

その脚本にはとても強い芯のようなコンセプトがあった。『トワイライト・ゾーン』(1959年から放映された怪奇ドラマで後にオムニバス映画化)を彷彿とさせるパワフルなものだった。そして脚本を練り直す過程で自分たちがとても興味深い作品を作ろうとしているのがわかった。ストーリーは斬新で、これまで僕らが手がけたどんなキャラクターとも違っていた。そしてこの脚本の精神や、ジャンルや、ハートや、恐怖や、コメディや、奇妙さ、これら多くの要素が『クローバーフィールド』のDNAと関係していることに気がついたんだ。

つまり最初は『クローバーフィールド』とは全く無関係の脚本からはじまり、練り直しをする過程で徐々に両者の繋がりが生まれていたためにタイトルに「クローバーフィールド」を含めることになったということです。

この作品に取り組む過程で、これはみんなが期待する続編ではないが両者の繋がりは徐々に明確になってきたんだ。ストーリーに直接の繋がりはないが、関係があることは明白なんだ。違う円同士が重なり合うベン図のように、共有する部分があることは間違いないが、単純な続編ではない。だから僕らはこの映画を決して『クローバーフィールド2』とは呼ばない。でも関連はあるし、その根拠だってしっかりと存在しているんだ。

意図的に『クローバーフィールド2』とは呼ばないようにしていたということからも、『10 クローバーフィールド・レーン』が続編ではないことが強調されています。

僕が言いたいのは、違う視点を求めているということなんだ。あの後どうなったのか知りたい。あのモンスターとの戦いが見たい。もしもっとモンスターがいるのならそれも見たい。それはぼくもよく分かっているんだが、それは必然性のない続編への欲求でもあるんだ。

確かにただモンスターが暴れるだけの映画を見たいことは違いないですが、「必然性」という面ではすでに『パシフィック・リム』や『ゴジラ』があるので、薄くなってしまうということでしょう。

いろいろな意味でこの映画はスリリングだし、とても洗練されている。そして本当に怖い。またとんでもなく奇妙でもあり、滑稽で、野心的な映画だ。メインキャラクターはメアリー・エリザベス・ウィンステッドが演じている。彼女は本当に素晴らしい。最終的にはこの映画を心底気に入ったんだ。『クローバーフィールド』にあったエッセンスが詰まっていて、何よりも観客を吐かせるような心配もない。これはファウンドフッテージ作品ではないんだ。(『クローバーフィールド』を見て画面酔いする人が続出した)

参照:collider.com/10-cloverfield-lane-monster-jj-abrams/

ということでJ・J・エイブラムスが語る『10 クローバーフィールド・レーン』についてでした。内容に関しては相変わらず口が固いですが、『クローバーフィールド』の続編ではないことがはっきりとしました。

『10 クローバーフィールド・レーン』は2016年3月11日に全米公開です。日本でも早く見たいですね。

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